隠蔽配管には、大きく分けて「先行配管」と「隠蔽配管(再利用)」の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、自宅の状況に合った方法を選ぶことが大切です。「先行配管」とは、新築や大規模なリフォームの際に、壁や天井を施工する前に、あらかじめ配管を壁の中に埋め込んでおく方法です。この方法のメリットは、配管が完全に隠れるため、最も見た目が美しくなることです。また、配管のルートや長さを自由に設計できるため、エアコンの設置場所の自由度も高くなります。しかし、デメリットとしては、工事が大掛かりになるため、費用が高額になることが挙げられます。また、後から配管の変更や修理が難しくなるため、将来的なメンテナンス性も考慮する必要があります。一方、「隠蔽配管(再利用)」とは、既存の隠蔽配管を再利用する方法です。これは、以前にエアコンが設置されていた場所に、新しいエアコンを設置する場合に用いられます。この方法のメリットは、先行配管に比べて工事費用を抑えられることです。壁や天井を剥がす必要がないため、工事期間も短縮できます。しかし、デメリットとしては、既存の配管のサイズや状態によっては、再利用できない場合があることが挙げられます。また、既存の配管のルートによっては、エアコンの設置場所が制限される場合もあります。さらに、既存の配管が劣化している場合は、水漏れなどのトラブルが発生する可能性もあります。隠蔽配管(再利用)を検討する場合は、事前に専門業者に配管の状態を点検してもらい、再利用可能かどうかを判断してもらうことが重要です。どちらの方法を選ぶべきかは、建物の状況や予算、将来的なメンテナンス性などを総合的に考慮して判断する必要があります。専門業者とよく相談し、最適な方法を選びましょう。